ファイルから IplImage として画像を読み込みます.
パラメタ: |
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関数 cvLoadImage は,指定したファイルから画像を読み込み,その画像へのポインタを返します.現在のところ,以下のファイルフォーマットがサポートされています:
現在の実装では,アルファチャンネルがもしあったとしても,出力画像からは取り除かれることに注意してください.例えば,4チャンネルRGBA画像は,RGB画像として読み込まれます.
ファイルから,CvMatとして画像を読み込みます.
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関数 cvLoadImageM は,指定されたファイルから画像を読み込み,その画像へのポインタを返します. 現在は,以下のファイルフォーマットをサポートしています:
現在の実装では,アルファチャンネルがもしあったとしても,出力画像からは取り除かれることに注意してください.例えば,4チャンネルRGBA画像は,RGB画像として読み込まれます.
指定したファイルに画像を保存します.
パラメタ: |
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関数 cvSaveImage は,指定したファイルに画像を保存します.画像フォーマットは, filename の拡張子により決定されます( LoadImage を参照してください).この関数では,8ビットシングルチャンネル,あるいは3チャンネル(チャンネルは ‘BGR’ の順番)画像のみを保存することができます.ビット深度やチャンネル順序が異なったフォーマットの場合,保存する前に関数 cvCvtScale と cvCvtColor を利用して変換するか,汎用的な関数 cvSave を利用して,XML,YAMLフォーマットで保存します.
ビデオキャプチャ構造体.
構造体 CvCapture は,パブリックインタフェースを持たず,ビデオキャプチャ関数のパラメータとしてのみ利用されます.
カメラからのビデオキャプチャを初期化します.
パラメタ: | index (int) – 利用されるカメラのインデックス.カメラが1台しかないか,どのカメラを使うかが問題ではない場合は,-1 を渡しても構いません. |
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関数 cvCaptureFromCAM は,カメラからビデオストリームを読み込むための構造体 CvCapture を確保,初期化します.現在のところ,Windowsでは Video for Windows (VFW) および Matrox Imaging Library (MLL)の2つ,Linux では V4L および FireWire (IEEE1394)の2つのカメラインタフェースを利用できます.
この構造体を解放するには, ReleaseCapture を利用してください.
ファイルからのビデオキャプチャを初期化します.
パラメタ: | filename (str) – ビデオファイル名. |
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関数 cvCaptureFromFile は,指定されたファイルからビデオストリームを読み込むための構造体 CvCapture を確保し,それを初期化します.どのようなコーデックとファイルフォーマットがサポートされるかは,バックエンドのライブラリに依存します.Windows HighGuiでは,Video for Windows (VFW) が利用され,Linux では,ffmpegが,Mac OS X では,QuickTime が用いられます.どのようなビデオファイルをどのように用意するかに関しては,それぞれのビデオコーデックの説明を参照してください.
確保された構造体が使われなくなった後は,関数 ReleaseCapture によって解放されるべきです.
ビデオキャプチャのプロパティを取得します.
パラメタ: |
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関数 cvGetCaptureProperty は,カメラあるいはビデオファイルの指定されたプロパティを取得します.
関数 cvGrabFrame は,カメラあるいはファイルからのフレームを確定します.確定されたフレームは,構造体内部に保存されます.この関数の目的は,複数のカメラを同時に読み込む必要がある場合でも同期がとれるように,フレームを 高速に 確定することです.確定されたフレームは,(カメラ/ドライバによって定義される)圧縮フォーマットで保存されている可能性があるので,これをこのまま扱うことはありません.確定されたフレームを実際に取り出すには, RetrieveFrame を利用します.
カメラあるいはファイルからフレームを取得し,それを返します.
パラメタ: | capture (CvCapture) – ビデオキャプチャ構造体. |
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関数 cvQueryFrame は,カメラあるいはビデオファイルからフレームを取得し,それを展開して返します.この関数は,単に関数 GrabFrame と RetrieveFrame の組み合わせですが,1度の呼び出しで済みます.返された画像は,ユーザによって解放されたり変更されたりするべきではありません.また,エラーが起きて,NULLが返される場合もあります.
cvGrabFrame によって確定された画像を実際に取り出します.
パラメタ: | capture (CvCapture) – ビデオキャプチャ構造体. |
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関数 cvRetrieveFrame は,関数 GrabFrame によって確定された画像へのポインタを返します.返された画像は,ユーザによって解放されたり変更されたりするべきではありません.また,エラーが起きて,NULLが返される場合もあります.
ビデオキャプチャプロパティを設定します.
パラメタ: |
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関数 cvSetCaptureProperty は,ビデオキャプチャの指定されたプロパティを設定します.現在のところ,この関数はビデオファイルのみをサポートしています: CV_CAP_PROP_POS_MSEC, CV_CAP_PROP_POS_FRAMES, CV_CAP_PROP_POS_AVI_RATIO .
現在のところ,FFMPEGを利用するLinuxの最新のCVS版を利用する場合は,この関数は何もしないことに注意してください(関数の中身は if 0 で隠されています).
ビデオファイルライタを作成します.
パラメタ: |
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関数 cvCreateVideoWriter は,ビデオライタ構造体を作成します.
どのようなコーデックやファイルフォーマットがサポートされるかは,バックエンドのライブラリに依存します.WindowsのHighGuiではVideo for Windows (VFW)が,Linuxではffmpeg,Mac OS XではQuickTimeが利用されます.ファイルの仕様については,それぞれのビデオコーデックを参照してください.