エッジ検出のための Canny アルゴリズムを実行します.
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この関数は,Canny アルゴリズムを用いて入力画像 image 中のエッジを検出し,出力画像 edges 上に記録します. threshold1 と threshold2 の内,小さい方の値はエッジ同士の接続に利用され,大きい方の値は強いエッジの初期検出に利用されます.
コーナー検出のための,画像の固有値と固有ベクトルを求めます.
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この関数では,まず各ピクセルに対して blockSize blockSize の近傍領域 S(p) を考えます.そして,以下のように各近傍領域全体に対して導関数の共変動行列を求めます:
この行列の固有ベクトルと固有値を求めて,出力画像に の形式で保存します.ここで,
は, の固有値(ソートされていません),
は, に対応する固有ベクトル,
は, に対応する固有ベクトル
です.
Harris エッジ検出器.
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この関数は,入力画像に対して Harris エッジ検出を行います. CornerMinEigenVal や CornerEigenValsAndVecs と同様に,各ピクセルの サイズの近傍領域全体に対して の勾配共変動行列 が求められます. そして,
が出力画像に格納されます.入力画像中のコーナーは,出力画像における極大点として検出できます.
コーナー検出のための,勾配行列の最小固有値を求めます.
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この関数は,関数 CornerEigenValsAndVecs と似ていますが,これは各ピクセルに対して導関数の共変動行列の最小固有値のみを求めます.つまりそれは,前述の関数の に相当します.
コーナー位置を高精度化します.
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この関数は,以下の図に示されるような,サブピクセル精度のコーナー,あるいは鞍点を検出するために繰り返し処理を行います.
サブピクセル精度のコーナー位置決めは,近傍領域の中心 から,その領域内に位置する点 に向かう各ベクトルが, における(画像自身と観測ノイズに従う)画像勾配と直交する,という考えに基づいています.これは,以下の式で表現されます:
ここで は,近傍領域 内の点 における画像勾配を表します. は,この を最小にする値として求められます. を 0 とすることで連立方程式が得られます:
ここで,画像勾配は の近傍領域(「探索窓」)での総和をとられます.1次勾配を ,2次勾配を とすると,以下の関係が得られます:
このアルゴリズムは,探索窓の中心をこの新しい値 に再設定し,値の変化量が与えられた閾値内に収まるようになるまで繰り返し計算を行います.
画像内の強いコーナーを検出します.
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この関数は,与えられた画像から大きな固有値を持つコーナーを検出します.これはまず,関数 CornerMinEigenVal を利用して入力画像の各ピクセルに対する最小固有値を計算し,それを eigImage に格納します.そして,non-maxima suppression を行います( の近傍領域内において,その極大値のみが残ります).次に, よりも小さな固有値を持つコーナーを棄却します.最後に,あらゆる2つのコーナー同士の距離が minDistance よりも小さくならないようにします.これによって,強い方のコーナーに近すぎる,弱い方のコーナー(最小固有値が小さいコーナー)が削除されます.
この関数が,パラメータ qualityLevel に異なる値 A と B を与えられて呼び出され,その時に A > {B} であるとします.その場合,出力コーナー配列において qualityLevel=A で求められたコーナーの配列が, qualityLevel=B で求められたものよりも前に位置することに注意してください.
ハフ変換を用いて,2値画像から直線を検出します.
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この関数は,線を検出するハフ変換のいくつかのバリエーションの実装です.
Example. Detecting lines with Hough transform.
/* これは,単独で動作するプログラムである.プログラムの最初の引数として画像名を渡します.
"#if 1" を "#if 0" に変更したり戻したりすることで,
標準的ハフ変換と確率的ハフ変換を切り替えることができます. */
#include <cv.h>
#include <highgui.h>
#include <math.h>
int main(int argc, char** argv)
{
IplImage* src;
if( argc == 2 && (src=cvLoadImage(argv[1], 0))!= 0)
{
IplImage* dst = cvCreateImage( cvGetSize(src), 8, 1 );
IplImage* color_dst = cvCreateImage( cvGetSize(src), 8, 3 );
CvMemStorage* storage = cvCreateMemStorage(0);
CvSeq* lines = 0;
int i;
cvCanny( src, dst, 50, 200, 3 );
cvCvtColor( dst, color_dst, CV_GRAY2BGR );
#if 1
lines = cvHoughLines2( dst,
storage,
CV_HOUGH_STANDARD,
1,
CV_PI/180,
100,
0,
0 );
for( i = 0; i < MIN(lines->total,100); i++ )
{
float* line = (float*)cvGetSeqElem(lines,i);
float rho = line[0];
float theta = line[1];
CvPoint pt1, pt2;
double a = cos(theta), b = sin(theta);
double x0 = a*rho, y0 = b*rho;
pt1.x = cvRound(x0 + 1000*(-b));
pt1.y = cvRound(y0 + 1000*(a));
pt2.x = cvRound(x0 - 1000*(-b));
pt2.y = cvRound(y0 - 1000*(a));
cvLine( color_dst, pt1, pt2, CV_RGB(255,0,0), 3, 8 );
}
#else
lines = cvHoughLines2( dst,
storage,
CV_HOUGH_PROBABILISTIC,
1,
CV_PI/180,
80,
30,
10 );
for( i = 0; i < lines->total; i++ )
{
CvPoint* line = (CvPoint*)cvGetSeqElem(lines,i);
cvLine( color_dst, line[0], line[1], CV_RGB(255,0,0), 3, 8 );
}
#endif
cvNamedWindow( "Source", 1 );
cvShowImage( "Source", src );
cvNamedWindow( "Hough", 1 );
cvShowImage( "Hough", color_dst );
cvWaitKey(0);
}
}
サンプル画像.上記のプログラムはこの画像用にパラメータを調整しています:
上記のプログラムにおいて確率的ハフ変換を行った( #if 0 の場合)結果:
コーナー検出のための特徴マップを求めます.
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この関数は,以下の関数を計算します.
ここで, は1次微分画像, は2次微分画像を表します.
コーナーは,以下のように関数の極大点として計算できます:
// 浮動小数点型の画像であるとします.
IplImage* corners = cvCloneImage(image);
IplImage* dilated_corners = cvCloneImage(image);
IplImage* corner_mask = cvCreateImage( cvGetSize(image), 8, 1 );
cvPreCornerDetect( image, corners, 3 );
cvDilate( corners, dilated_corners, 0, 1 );
cvSubS( corners, dilated_corners, corners );
cvCmpS( corners, 0, corner_mask, CV_CMP_GE );
cvReleaseImage( &corners );
cvReleaseImage( &dilated_corners );
ラスタ表現された線分を読み込み,バッファに書き込みます.
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この関数は,ラインイテレータの応用の一種です.これは, pt1 と pt2 を結ぶ線上にある画像ピクセル(終点を含みます)をすべて読み込み,それをバッファに格納します.