OpenCV2.4.1からOpenCV2.4.2の変更点(ChangeLog)
オリジナルは http://code.opencv.org/projects/opencv/wiki/ChangeLog#242
2012年7月
- Android パッケージは,新しいサービスベースの配布方法を導入しました(詳しくは,Android リリースノートを参照).
- 新しいキーポイントディスクリプタ FREAK が,EPFLのグループ:Kirell Benzi, Raphael Ortiz, Alexandre Alahi および Pierre Vandergheynst ,から提供されました.これは,ORBやSURFよりも優れているとされている上に,(ORBと比較して)非常に高速です. source://trunk/opencv/samples/cpp/freak_demo.cpp を参照してください.
- 改良された顔認識器と,それに関する優れたチュートリアルが, Philipp Wagner によって追加されました. 顔認識のチュートリアル を参照してください.
- iOS 用の opencv2.framework が追加されました.SourceForgeからバイナリをダウンロードすることも, 簡単ガイド を参考にして自分でビルドすることもできます.また,GSoC 2012 で学生 ( Eduard と Charu) が作成した,iOS上でのOpenCVのサンプル gsoc2012:source:/ios/trunk や,チュートリアルのスライド gsoc2012:source:/ios/trunk/doc/CVPR2012_OpenCV4IOS_Tutorial.pdf も興味深く見てもらえると思います.
- 2.4.1 リリースから,さらに50個のバグ が修正されました.
- これはコードに関する事ではありませんが,刷新されたユーザサイト http://opencv.org ,および,良くある質問と答えを集めた stack overflow 風のサイト http://answers.opencv.org ができました.
- GPU モジュール:
- 密/疎それぞれの条件における,CUDA を利用した gpu::PyrLKOpticalFlow を再実装しました.新しい実装では,以前のGPU最適化よりも 1.5-2 倍高速です.
- 補間付きのリサイズを実装しました.整数型行列におけるCUDA最適化版は,非最適化版のOpenCV実装よりも 30-35倍高速で,最悪のケースである3チャンネルの浮動小数点型行列においても 7倍高速です.