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CV リファレンス マニュアル

最終変更者: 怡土順一, 最終変更リビジョン: 494, 最終変更日時: 2009-09-07 00:45:15 +0900 (月, 07 9月 2009)


画像処理(Image Processing)

注釈:
この章では画像処理及び解析のための関数について述べる.ほとんどの関数はピクセルの2次元配列に対して実行される.OpenCVでは配列を「画像」として取り扱う.しかしその配列はIplImage形式である必要はなく,CvMat形式またはCvMatND形式でもよい.


フィルタと色変換(Filters and Color Conversion)


Smooth

指定された方法で画像の平滑化を行う

void cvSmooth( const CvArr* src, CvArr* dst,
               int smoothtype=CV_GAUSSIAN,
               int size1=3, int size2=0, double sigma1=0, double sigma2=0 );

src
入力画像.
dst
出力画像.
smoothtype
平滑化の手法
  • CV_BLUR_NO_SCALE(スケーリング無しの単純平滑化) - 各ピクセルに対して,その処理結果は, size1× size2 隣接領域のピクセル値の総和となる. もし,ピクセル毎に隣接サイズが変化する場合は,インテグラルイメージ (cvIntegral) を利用して総和を計算する.
  • CV_BLUR(単純平滑化) - 各ピクセルに対して,その処理結果は, size1×size2 隣接領域の平均値(輝度値/色)となる.
  • CV_GAUSSIAN(ガウシアン平滑化) - 画像は,アパーチャサイズがsize1×size2のガウシアンカーネルを用いて平滑化さ れる.sigma1sigma2 は,カーネルの形を指定するために用いられるオプション.
  • CV_MEDIAN(メディアンフィルタ/中央値平滑化) - 画像は, size1×size1 サイズ(つまり,正方形)の中央値フィルタを用いて平滑される. よって,各ピクセルに対して,その処理結果は, size1×size1 隣接領域の中央値となる.
  • CV_BILATERAL(バイラテラルフィルタ/エッジ保持平滑化) - 画像は,3×3のバイラテラルフィルタを用いて平滑化される. このバイラテラルフィルタのパラメータは, 色(輝度値)についてsigma=sigma1, 領域(距離)についてsigma=sigma2である. size1!=0の場合, 直径size1の円形カーネルが用いられる. そうでない場合は,sigma2からカーネルの直 径が計算される. バイラテラルフィルタに関する情報は, http://www.dai.ed.ac.uk/CVonline/LOCAL_COPIES/MANDUCHI1/Bilateral_Filtering.html を参照.
size1
平滑化処理のパラメータ1.平滑化処理に用いられるピクセルの近傍 がそのピクセルに対して対称になるように,この値は奇数(1,3, 5)である必要がある.
size2
平滑化処理のパラメータ2.平滑化手法が,スケーリング有り/無しの単純平滑またはガウシアン平滑化の場合,size2 が0のときは size1 にセットされる.
sigma1
ガウシアン平滑化の場合,このパラメータがガウシアン sigma(標準偏差)を示す.0の場合,以下のようにカーネルサイズから計算する.
              sigma = (n/2 - 1)*0.3 + 0.8,ここで 水平カーネルの場合は,n=param1
                                                  垂直カーネルの場合は,n=param2
              
小さいサイズのカーネル(3×3 から 7×7 まで)の場合は通常の sigma を用いる方がパフォーマンスが良い. size1size2が 0 で,sigma1 が 非0の場合, カーネルサイズはこの sigmaより計算される(十分な精度を得るため).

バイラテラルフィルタの場合,このパラメータは,色に対する sigma を示す. この値が大きくなると,フィルタのポスタリゼーション効果が強くなる.

sigma2
非正方形のガウシアンカーネルを使用する場合,垂直方向に異なる sigma 値(sigma1と違う値)を指定するために用いられる.

バイラテラルフィルタの場合,このパラメータは,空間に対する sigma を示す. この値が大きくなると,フィルタのブラー効果が強くなる. 大きなsigma2を用いると,処理速度が非常に遅くなることに注意する. パラメータsize1を用いて, カーネルサイズに制限を設けることを勧める.

関数 cvSmooth は,予め定義された手法のうち一つを選んで画像の平滑化を行う. 各手法は,以下に示すような特徴や制限を持つ:


Filter2D

画像に線形フィルタを適用する

void cvFilter2D( const CvArr* src, CvArr* dst,
                 const CvMat* kernel,
                 CvPoint anchor=cvPoint(-1,-1));

src
入力画像.
dst
出力画像.
kernel
フィルタ.係数のシングルチャンネルの2次元浮動小数点型行列. マルチチャンネル画像の場合,同一のカーネルを用いて各チャンネルが独立に処理される. 異なるチャンネルに対して異なるカーネルを適用する場合は, cvSplit を用いて画像を分離し,各チャンネル毎にフィルタを適用する.
anchor
カーネルのアンカー.カーネルマスクでカバーされる隣接領域内における, フィルタ対象となるピクセルの相対位置を表す. デフォルトはカーネルの中心を表す特別な値(-1,-1)である.

関数 cvFilter2D は,指定された線形フィルタを画像に適用する. インプレース処理がサポートされている. フィルタ範囲が部分的に画像外に出てしまった場合は,画像境界のピクセルから範囲外のピクセル値を補間する. 入力画像に ROI が設定されてた場合, cvFilter2D は,OpenCV の他の多くの関数と同じように,これを独立した一つの画像として扱う. つまり,入力画像内部であり,ROI 外部であるピクセルは無視される. このような処理を望まない場合は,cv.hpp で宣言される新しい C++ フィルタリングクラスを検討すること.


CopyMakeBorder

画像をコピーし,その周りに境界線をつける

void cvCopyMakeBorder( const CvArr* src, CvArr* dst, CvPoint offset,
                       int bordertype, CvScalar value=cvScalarAll(0) );

src
入力画像.
dst
出力画像.
offset
入力画像(あるいはROI)がコピーされる出力画像内矩形領域の左上角座標 (左下に原点を持つ画像の場合は,左下角座標).矩形のサイズは,入力画像(あるいはROI)のサイズに等しい.
bordertype
コピーされた矩形領域の周りに生成する境界線のタイプ.
IPL_BORDER_CONSTANT - 境界はこの関数の最後のパラメータとして渡された定数 value で埋められる.
IPL_BORDER_REPLICATE - 画像の最も上/下の行と最も左/右の列(画像領域の一番外側の値)を用いて境界線を生成する.
(IPLでサポートされていた IPL_BORDER_REFLECTIPL_BORDER_WRAP は現在はサポートされていない).
value
bordertype=IPL_BORDER_CONSTANT の場合は境界を埋める値.

関数 cvCopyMakeBorder は,入力の2次元配列を出力配列にコピーし,コピーされた領域の周りに指定したタイプの境界線を生成する. 特定のアルゴリズム内に組み込まれたボーダータイプとは別のボーダータイプをエミュレートする必要がある場合に,この関数が役立つ. 例えば,(ユーザは,0,1,255などで埋められたボーダーを必要とするかもしれないが)モルフォロジー関数やOpenCVのフィルタ関数の大半は, 内部的に複製ボーダータイプ(IPL_BORDER_REPLICATE)を利用する.


Integral

任意の矩形領域の画素値の総和を計算する

void cvIntegral( const CvArr* image, CvArr* sum, CvArr* sqsum=NULL, CvArr* tilted_sum=NULL );

image
入力画像,W×H,8ビットあるいは浮動小数点(32fか64f)画像.
sum
インテグラルイメージ(integral image),W+1×H+1,32ビット整数型あるいは倍精度浮動小数点型(64f).
sqsum
オプション:各ピクセル値を2乗したインテグラルイメージ,W+1×H+1,倍精度浮動小数点型(64f).
tilted_sum
オプション:45度回転させた入力画像のインテグラルイメージ,W+1×H+1sumと同じデータフォーマット.

関数 cvIntegral は入力画像に対して,以下に示すような画素値のインテグラルイメージを計算する.

sum(X,Y)=sumx<X,y<Yimage(x,y)

sqsum(X,Y)=sumx<X,y<Yimage(x,y)2

tilted_sum(X,Y)=sumy<Y,abs(x-X)<yimage(x,y)

このようなインテグラルイメージを用いて,画像中の任意の矩形領域(あるいは45度回転した矩形領域)の画素値の総和,平均,標準偏差を一定の時間で計算する. 以下に例を示す.

sumx1<=x<x2,y1<=y<y2image(x,y)=sum(x2,y2)-sum(x1,y2)-sum(x2,y1)+sum(x1,x1)

インテグラルイメージを用いると,可変ウィンドウサイズでの高速な平滑化 や,高速な相関演算などが可能になる. 入力画像がマルチチャンネルの場合は,チャンネル数と同じ数だけインテグラルイメージが必要となり,各チャンネルはそれぞれ独立に処理される.


CvtColor

画像の色空間を変換する

void cvCvtColor( const CvArr* src, CvArr* dst, int code );

src
入力画像,8ビット(8u),16ビット(16u),あるいは単精度浮動小数点型(32f).
dst
出力画像,入力画像と同じデータタイプ.チャンネル数は違うこともある.
code
CV_<src_color_space>2<dst_color_space> の定数を用いて色空間の変換を指定(以下参照).

関数 cvCvtColor は,入力画像の色空間を変換する. この関数は IplImage ヘッダ部の colorModelchannelSeq フィールドを無視するため,入力画像の色空間は正しく指定する必要がある (RGB空間の場合は,チャンネル順にも注意する.例えば BGR は B0 G0 R0 B1 G1 R1 ... のように並ぶ24ビットフォーマットであり,RGB は R0 G0 B0 R1 G1 B1 ... のように並ぶ24ビットフォーマットである).

通常の R,G,B チャンネルのレンジは,以下の通り.

もちろん線形変換では,レンジを任意とする事も可能である.しかし非線形変換で正しい変換結果を得るためには,必要に応じて入力画像のスケーリングを行うべきである.

関数は以下のような変換が可能である.


Threshold

配列の要素に対して一定値での閾値処理を行う

double cvThreshold( const CvArr* src, CvArr* dst, double threshold,
                  double max_value, int threshold_type );

src
入力配列 (シングルチャンネル,8ビット,あるいは32ビット浮動小数点型).
dst
出力配列.src と同じデータタイプ,または8ビット.
threshold
閾値.
max_value
threshold_type が CV_THRESH_BINARYCV_THRESH_BINARY_INV のときに使用する最大値.
threshold_type
閾値処理の種類(説明参照).

関数 cvThreshold はシングルチャンネルの配列に対して,固定閾値での閾値処理を行う. この関数は特に,グレースケール画像からの2値化画像生成(cvCmpS もこの目的で使われる)や,ノイズ除去(つまり,あまりに大きい値またはあまりにも小さい値のピクセルを除去するなど)のために用いられることが多い. 以下に示す threshold_type のように数種類の閾値処理が可能.

threshold_type=CV_THRESH_BINARY:
src(x,y)>thresholdの場合は,dst(x,y) = max_value
                それ以外は,           0

threshold_type=CV_THRESH_BINARY_INV:
src(x,y)>thresholdの場合は,dst(x,y) = 0
                それ以外は,           max_value

threshold_type=CV_THRESH_TRUNC:
src(x,y)>thresholdの場合は,dst(x,y) = threshold
                それ以外は,           src(x,y)

threshold_type=CV_THRESH_TOZERO:
src(x,y)>thresholdの場合は,dst(x,y) = src(x,y)
                それ以外は,           0

threshold_type=CV_THRESH_TOZERO_INV:
src(x,y)>thresholdの場合は,dst(x,y) = 0
                それ以外は,           src(x,y)

以下に,閾値処理を種類別に図式化したものを示す.

また,特殊な値 CV_THRESH_OTSU を上述の値と同時に指定することもできる. この場合,この関数は,大津のアルゴリズムを用いて最適な閾値を決定し, thresh で指定された値の代わりに用いる. この関数は,計算された閾値の値を返す. 現在のところ,大津の手法は,8ビット画像に対してのもののみが実装されている.


AdaptiveThreshold

配列に対して適応的な閾値処理を行う

void cvAdaptiveThreshold( const CvArr* src, CvArr* dst, double max_value,
                          int adaptive_method=CV_ADAPTIVE_THRESH_MEAN_C,
                          int threshold_type=CV_THRESH_BINARY,
                          int block_size=3, double param1=5 );

src
入力画像.
dst
出力画像.
max_value
threshold_type が CV_THRESH_BINARY あるいは CV_THRESH_BINARY_INV のときに用いる最大値.
adaptive_method
適応的閾値処理で使用するアルゴリズム.CV_ADAPTIVE_THRESH_MEAN_C または CV_ADAPTIVE_THRESH_GAUSSIAN_C (説明参照).
threshold_type
閾値処理の種類,以下のどちらか.
  • CV_THRESH_BINARY,
  • CV_THRESH_BINARY_INV
block_size
ピクセルの閾値を計算するために用いる隣接領域のサイズ: 3, 5, 7, ...
param1
各適応手法に応じたパラメータ. 適応手法が CV_ADAPTIVE_THRESH_MEAN_C およびCV_ADAPTIVE_THRESH_GAUSSIAN_C の場合は,平均値または重み付き平均値から引く定数(説明参照),負の値の場合もある.

関数 cvAdaptiveThreshold は,次式に従いグレースケール画像を2値画像に変換する.

threshold_type=CV_THRESH_BINARY:
src(x,y)>T(x,y)の場合は,dst(x,y) = max_value
             それ以外は,           0

threshold_type=CV_THRESH_BINARY_INV:
src(x,y)>T(x,y)の場合は,dst(x,y) = 0
             それ以外は,           max_value

ここで TI は,各ピクセル独自に計算された閾値.

手法 CV_ADAPTIVE_THRESH_MEAN_C では,注目ピクセルの block_size × block_size 隣接領域の平均から,param1 を引いた値.

手法 CV_ADAPTIVE_THRESH_GAUSSIAN_C では,注目ピクセルの block_size × block_size 隣接領域の重み付き総和(ガウシアン)から param1 を引いた値.

OpenCV-1.0 リファレンス マニュアル
OpenCV-1.1pre リファレンス マニュアル
OpenCVサンプルコード


CV_ASSERT
CV_CALL
CV_CHECK
CV_CMP
CV_ERROR
CV_FUNCNAME
CV_GET_SEQ_ELEM
CV_GRAPH_EDGE_FIELDS
CV_GRAPH_FIELDS
CV_GRAPH_VERTEX_FIELDS
CV_IABS
CV_IMAGE_ELEM
CV_IMAX
CV_IMIN
CV_NODE_HAS_NAME
CV_NODE_IS_COLLECTION
CV_NODE_IS_EMPTY
CV_NODE_IS_FLOW
CV_NODE_IS_INT
CV_NODE_IS_MAP
CV_NODE_IS_REAL
CV_NODE_IS_SEQ
CV_NODE_IS_STRING
CV_NODE_IS_USER
CV_NODE_SEQ_IS_SIMPLE
CV_QUADEDGE2D_FIELDS
CV_RGB
CV_SEQUENCE_FIELDS
CV_SET_FIELDS
CV_SIGN
CV_SUBDIV2D_FIELDS
CV_SUBDIV2D_POINT_FIELDS
CV_SWAP
CV_TREE_NODE_FIELDS
CV_TURN_ON_IPL_COMPATIBILITY
EXIT
MAX
MIN
OPENCV_ASSERT
OPENCV_CALL
OPENCV_ERRCHK
OPENCV_ERROR
__BEGIN__
__END__

CvANN_MLP
CvANN_MLP::create
CvANN_MLP::train
CvANN_MLP_TrainParams
CvArr
CvAttrList
CvBoost
CvBoost::get_weak_predictors
CvBoost::predict
CvBoost::prune
CvBoost::train
CvBoostParams
CvBoostTree
CvBox2D
CvCapture
CvConDensation
CvConnectedComp
CvConvexityDefect
CvDTree
CvDTree::predict
CvDTree::train
CvDTreeNode
CvDTreeParams
CvDTreeSplit
CvDTreeTrainData
CvEM
CvEM::train
CvEMParams
CvFileNode
CvFileStorage
CvGraph
CvGraphScanner
CvHMM
CvHaarClassifier
CvHaarClassifierCascade
CvHaarFeature
CvHaarStageClassifier
CvHistogram
CvImgObsInfo
CvKNearest
CvKNearest::find_nearest
CvKNearest_train
CvKalman
CvMat
CvMatND
CvMemBlock
CvMemStorage
CvMemStoragePos
CvNormalBayesClassifier
CvNormalBayesClassifier::predict
CvNormalBayesClassifier::train
CvPoint
CvPoint2D32f
CvPoint2D64f
CvPoint3D32f
CvPoint3D64f
CvQuadEdge2D
CvRTParams
CvRTrees
CvRTrees::get_proximity
CvRTrees::get_var_importance
CvRTrees::predict
CvRTrees::train
CvRect
CvSVM
CvSVM::get_default_grid
CvSVM::get_params
CvSVM::get_support_vector
CvSVM::train
CvSVM::train_auto
CvSVMParams
CvScalar
CvSeq
CvSeqBlock
CvSet
CvSize
CvSize2D32f
CvSlice
CvSparseMat
CvStatModel
CvStatModel::CvStatModel
CvStatModel::CvStatModel(data)
CvStatModel::clear
CvStatModel::load
CvStatModel::predict
CvStatModel::read
CvStatModel::save
CvStatModel::train
CvStatModel::write
CvStatModel::~CvStatModel
CvStereoBMState
CvStereoGCState
CvSubdiv2D
CvSubdiv2DPoint
CvTermCriteria
CvTreeNodeIterator
CvTypeInfo
IplImage
RTreesOOBerror

cv2DRotationMatrix
cv3dTrackerCalibrateCameras
cv3dTrackerLocateObjects
cvAbs
cvAbsDiff
cvAbsDiffS
cvAcc
cvAdaptiveThreshold
cvAdd
cvAddS
cvAddWeighted
cvAlloc
cvAnd
cvAndS
cvApproxChains
cvApproxPoly
cvArcLength
cvAvg
cvAvgSdv
cvBackProjectPCA
cvBoundingRect
cvBoxPoints
cvCalcBackProject
cvCalcBackProjectPatch
cvCalcCovarMatrix
cvCalcCovarMatrixEx
cvCalcDecompCoeff
cvCalcEMD2
cvCalcEigenObjects
cvCalcGlobalOrientation
cvCalcHist
cvCalcImageHomography
cvCalcMotionGradient
cvCalcOpticalFlowBM
cvCalcOpticalFlowHS
cvCalcOpticalFlowLK
cvCalcOpticalFlowPyrLK
cvCalcPCA
cvCalcPGH
cvCalcProbDensity
cvCalcSubdivVoronoi2D
cvCalibrateCamera2
cvCalibrationMatrixValues
cvCamShift
cvCanny
cvCartToPolar
cvCbrt
cvCheckArr
cvCheckArray
cvCheckContourConvexity
cvCircle
cvClearGraph
cvClearHist
cvClearMemStorage
cvClearND
cvClearSeq
cvClearSet
cvClearSubdivVoronoi2D
cvClipLine
cvClone
cvCloneGraph
cvCloneImage
cvCloneMat
cvCloneMatND
cvCloneSeq
cvCloneSparseMat
cvCmp
cvCmpS
cvCompareHist
cvComputeCorrespondEpilines
cvConDensInitSampleSet
cvConDensUpdateByTime
cvContourArea
cvContourFromContourTree
cvConvert
cvConvertImage
cvConvertPointsHomogeneous
cvConvertScale
cvConvertScaleAbs
cvConvexHull2
cvConvexityDefects
cvCopy
cvCopyHist
cvCopyMakeBorder
cvCornerEigenValsAndVecs
cvCornerHarris
cvCornerMinEigenVal
cvCountNonZero
cvCreate2DHMM
cvCreateCameraCapture
cvCreateChildMemStorage
cvCreateConDensation
cvCreateContourTree
cvCreateData
cvCreateFeatureTree
cvCreateFileCapture
cvCreateGraph
cvCreateGraphScanner
cvCreateHist
cvCreateImage
cvCreateImageHeader
cvCreateKalman
cvCreateMat
cvCreateMatHeader
cvCreateMatND
cvCreateMatNDHeader
cvCreateMemStorage
cvCreateObsInfo
cvCreatePOSITObject
cvCreateSeq
cvCreateSet
cvCreateSparseMat
cvCreateStereoBMState
cvCreateStereoGCState
cvCreateStructuringElementEx
cvCreateSubdivDelaunay2D
cvCreateTrackbar
cvCreateVideoWriter
cvCrossProduct
cvCvtColor
cvCvtPixToPlane
cvCvtPlaneToPix
cvCvtScale
cvCvtScaleAbs
cvCvtSeqToArray
cvDCT
cvDFT
cvDecRefData
cvDeleteMoire
cvDestroyAllWindows
cvDestroyWindow
cvDet
cvDilate
cvDistTransform
cvDiv
cvDotProduct
cvDrawChessBoardCorners
cvDrawContours
cvDynamicCorrespondMulti
cvEViterbi
cvEigenDecomposite
cvEigenProjection
cvEigenVV
cvEllipse
cvEllipse2Poly
cvEllipseBox
cvEndFindContours
cvEndWriteSeq
cvEndWriteStruct
cvEqualizeHist
cvErode
cvError
cvErrorStr
cvEstimateHMMStateParams
cvEstimateObsProb
cvEstimateTransProb
cvExp
cvExtractSURF
cvFastArctan
cvFillConvexPoly
cvFillPoly
cvFilter2D
cvFindChessboardCorners
cvFindContours
cvFindCornerSubPix
cvFindExtrinsicCameraParams2
cvFindFeatures
cvFindFeaturesBoxed
cvFindFundamentalMat
cvFindGraphEdge
cvFindGraphEdgeByPtr
cvFindHomography
cvFindNearestPoint2D
cvFindNextContour
cvFindRuns
cvFindStereoCorrespondence
cvFindStereoCorrespondenceBM
cvFindStereoCorrespondenceGC
cvFindType
cvFirstType
cvFitEllipse2
cvFitLine2D
cvFlip
cvFloodFill
cvFlushSeqWriter
cvFree
cvGEMM
cvGet1D
cvGet2D
cvGet3D
cvGetAffineTransform
cvGetCaptureProperty
cvGetCentralMoment
cvGetCol
cvGetCols
cvGetDiag
cvGetDims
cvGetElemType
cvGetErrMode
cvGetErrStatus
cvGetFileNode
cvGetFileNodeByName
cvGetFileNodeName
cvGetGraphVtx
cvGetHashedKey
cvGetHistValue_1D
cvGetHistValue_2D
cvGetHistValue_3D
cvGetHistValue_nD
cvGetHuMoments
cvGetImage
cvGetImageCOI
cvGetImageROI
cvGetMat
cvGetMinMaxHistValue
cvGetModuleInfo
cvGetND
cvGetNextSparseNode
cvGetNormalizedCentralMoment
cvGetNumThreads
cvGetOptimalDFTSize
cvGetPerspectiveTransform
cvGetQuadrangleSubPix
cvGetRawData
cvGetReal1D
cvGetReal2D
cvGetReal3D
cvGetRealND
cvGetRectSubPix
cvGetRootFileNode
cvGetRow
cvGetRows
cvGetSeqElem
cvGetSeqReaderPos
cvGetSetElem
cvGetSize
cvGetSpatialMoment
cvGetSubRect
cvGetTextSize
cvGetThreadNum
cvGetTickCount
cvGetTickFrequency
cvGetTrackbarPos
cvGetWindowHandle
cvGetWindowName
cvGoodFeaturesToTrack
cvGrabFrame
cvGraphAddEdge
cvGraphAddEdgeByPtr
cvGraphAddVtx
cvGraphEdgeIdx
cvGraphFindEdge
cvGraphFindEdgeByPtr
cvGraphRemoveEdge
cvGraphRemoveEdgeByPtr
cvGraphRemoveVtx
cvGraphRemoveVtxByPtr
cvGraphVtxDegree
cvGraphVtxDegreeByPtr
cvGraphVtxIdx
cvGuiBoxReport
cvHaarDetectObjects
cvHoughCircles
cvHoughLines2
cvImgToObs_DCT
cvInRange
cvInRangeS
cvIncRefData
cvInitFont
cvInitImageHeader
cvInitLineIterator
cvInitMatHeader
cvInitMatNDHeader
cvInitMixSegm
cvInitSparseMatIterator
cvInitSystem
cvInitTreeNodeIterator
cvInitUndistortMap
cvInitUndistortRectifyMap
cvInpaint
cvInsertNodeIntoTree
cvIntegral
cvInv
cvInvSqrt
cvInvert
cvIsInf
cvIsNaN
cvKMeans2
cvKalmanCorrect
cvKalmanPredict
cvKalmanUpdateByMeasurement
cvKalmanUpdateByTime
cvLUT
cvLaplace
cvLine
cvLoad
cvLoadHaarClassifierCascade
cvLoadImage
cvLog
cvLogPolar
cvMahalanobis
cvMakeAlphaScanlines
cvMakeHistHeaderForArray
cvMakeScanlines
cvMakeSeqHeaderForArray
cvMat
cvMatMul
cvMatMulAdd
cvMatchContourTrees
cvMatchShapes
cvMatchTemplate
cvMax
cvMaxRect
cvMaxS
cvMeanShift
cvMemStorageAlloc
cvMemStorageAllocString
cvMerge
cvMin
cvMinAreaRect2
cvMinEnclosingCircle
cvMinMaxLoc
cvMinS
cvMirror
cvMixChannels
cvMixSegmL2
cvMoments
cvMorphEpilinesMulti
cvMorphologyEx
cvMoveWindow
cvMul
cvMulAddS
cvMulSpectrums
cvMulTransposed
cvMultiplyAcc
cvNamedWindow
cvNextGraphItem
cvNextTreeNode
cvNorm
cvNormalize
cvNormalizeHist
cvNot
cvNulDevReport
cvOpenFileStorage
cvOr
cvOrS
cvPOSIT
cvPerspectiveTransform
cvPointPolygonTest
cvPointSeqFromMat
cvPolarToCart
cvPolyLine
cvPostWarpImage
cvPow
cvPreCornerDetect
cvPreWarpImage
cvPrevTreeNode
cvProjectPCA
cvProjectPoints2
cvPtr1D
cvPtr2D
cvPtr3D
cvPtrND
cvPutText
cvPyrDown
cvPyrMeanShiftFiltering
cvPyrSegmentation
cvPyrUp
cvQueryFrame
cvQueryHistValue_1D
cvQueryHistValue_2D
cvQueryHistValue_3D
cvQueryHistValue_nD
cvRNG
cvRandArr
cvRandInt
cvRandReal
cvRandShuffle
cvRange
cvRead
cvReadByName
cvReadChainPoint
cvReadInt
cvReadIntByName
cvReadRawData
cvReadRawDataSlice
cvReadReal
cvReadRealByName
cvReadString
cvReadStringByName
cvRectangle
cvRedirectError
cvReduce
cvRegisterModule
cvRegisterType
cvRelease
cvRelease2DHMM
cvReleaseCapture
cvReleaseConDensation
cvReleaseData
cvReleaseFeatureTree
cvReleaseFileStorage
cvReleaseGraphScanner
cvReleaseHaarClassifierCascade
cvReleaseHist
cvReleaseImage
cvReleaseImageHeader
cvReleaseKalman
cvReleaseMat
cvReleaseMatND
cvReleaseMemStorage
cvReleaseObsInfo
cvReleasePOSITObject
cvReleaseSparseMat
cvReleaseStereoBMState
cvReleaseStereoGCState
cvReleaseStructuringElement
cvReleaseVideoWriter
cvRemap
cvRemoveNodeFromTree
cvRepeat
cvReprojectImageTo3D
cvResetImageROI
cvReshape
cvReshapeMatND
cvReshapeND
cvResize
cvResizeWindow
cvRestoreMemStoragePos
cvRetrieveFrame
cvRodrigues2
cvRound
cvRunHaarClassifierCascade
cvRunningAvg
cvSVBkSb
cvSVD
cvSampleLine
cvSave
cvSaveImage
cvSaveMemStoragePos
cvScale
cvScaleAdd
cvSegmentMotion
cvSeqElemIdx
cvSeqInsert
cvSeqInsertSlice
cvSeqInvert
cvSeqPartition
cvSeqPop
cvSeqPopFront
cvSeqPopMulti
cvSeqPush
cvSeqPushFront
cvSeqPushMulti
cvSeqRemove
cvSeqRemoveSlice
cvSeqSearch
cvSeqSlice
cvSeqSort
cvSet
cvSet1D
cvSet2D
cvSet3D
cvSetAdd
cvSetCaptureProperty
cvSetData
cvSetErrMode
cvSetErrStatus
cvSetHistBinRanges
cvSetIPLAllocators
cvSetIdentity
cvSetImageCOI
cvSetImageROI
cvSetImagesForHaarClassifierCascade
cvSetMemoryManager
cvSetMouseCallback
cvSetND
cvSetNew
cvSetNumThreads
cvSetReal1D
cvSetReal2D
cvSetReal3D
cvSetRealND
cvSetRemove
cvSetRemoveByPtr
cvSetSeqBlockSize
cvSetSeqReaderPos
cvSetTrackbarPos
cvSetZero
cvShowImage
cvSmooth
cvSnakeImage
cvSobel
cvSolveCubic
cvSolvePoly
cvSplit
cvSqrt
cvSquareAcc
cvStartAppendToSeq
cvStartFindContours
cvStartNextStream
cvStartReadChainPoints
cvStartReadRawData
cvStartReadSeq
cvStartWriteSeq
cvStartWriteStruct
cvStdErrReport
cvStereoCalibrate
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